makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 54

家に着いたのはちょうど6時頃だった。彼女はもう少しだけ一緒に居ようと言う。
近くのショッピングモールに車を停めて話した。
さすがに「堕ちる」で凹んでいた私は
「友ちゃんは俺のこと好きだったのではないね。Nさんには卒業出来なかったことを打ち明けて優しくされたから依存して、そのNさんにも言えなかった風俗店で俺と出会って優しかったから依存してただけなんだね。だから俺もNさんのように扱った。
友ちゃんはその依存を無くさないとこれから新しい彼氏が出来てもその人をまた傷つけることになるよ」

「付き合ってた人に新しい彼とかのこと言われたくない」彼女は呟いた。

私は続けた
「友ちゃんは卒業出来なくて大学から逃げたかった。Nさんは辞めたらいいって友ちゃんを慰めた。でもそれは友ちゃんのためにならないし優しさじゃない。俺は友ちゃんが卒業して自立して欲しかったから試験前に会いたいと言われても我慢してた。でもNさんは彼女がいるのに友ちゃんのバイト先に来たりして友ちゃんを困らせた。全然違うのに俺をNさんと同じように扱った。まるで用無しのように。だから俺は苦しんでる」

突然雨が降り出した。土砂降りだ。
彼女は「Nさんにも言われたことある。マコさんと付き合い出した頃、楽しそうにマコさんのことを話してたら」

「マコさんが現れたらNは用無しや」って。

そう言ってから彼女は土砂降りの中を小走りで帰って行った。
どれだけ彼女の心に届いたかはわからなかった。