境界性と依存 501
「マキさん、気持ち大丈夫か?辛くないか?」
私はマキさんが心配だった。
甘えるのがいつものマキさんなのに不思議なくらい普通でいるマキさんに違和感を感じたからだ。
「マコちゃんそういえば友恵ちゃんからは連絡とかないの?」
私「あるわけないよ‥。最低の人間って言われたんだよ‥。今でも卒業が決まったのか気になるけど‥。知る術すらないんだよ」
マキさん「やっぱり気になるよね。マコちゃんそればっかり言ってたもんね。マコちゃんがあんなに心配してたの知ってたなら卒業決まったなら連絡くらいくれたらいいのに。マコちゃんボロボロにして‥」
私「俺が勝手に好きになって心配しただけなんよ彼女の中では‥。仕方がない。マキさんどうして友ちゃんの話するん?」
マキさん「マコちゃんから友恵ちゃんを消したい‥」
私もマキさんからともくんを消したいよ‥
言えなかった。
夕方マキさんは実家へ、私は家に帰った。