makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 53

道中、彼女にこれをきっかけにNさんを忘れないとお互いに不幸なんだという事、関わらないでと言われてるんだから友ちゃんから連絡したりしてはいけないと諭すように話した。
だが彼女は一度会って引っ叩きたいだの、彼女にも会ってNさんは最低な人だと伝えたいと息巻いている。

友ちゃん‥。
君は俺に対してNさんと同じことしてるんだよ‥。とは言えなかった。

せっかく会えたのにやっぱりNさんの話ばかり。私が話を変えても彼女はNさんの話をし続けて海に着いた。

海岸沿いの岩場の遊歩道を2人で歩いた。岩場の頂上で彼女の写真を撮って、少しだけ違う話をした。今夜友達と2人でカラオケに行くらしい。
もう帰らないと夕食の準備が遅くなるだろうと帰ろうとした時、私は手を繋いだ。付き合ってからはいつも運転中に手を繋いでいた。前回会った時もそうだった。
しばらくすると彼女は手を離した。
彼女は「好きなら付き合ってなくてもエッチしたりするのはいいの?」
「手を繋いだり、キスしたり、エッチするのは変じゃない?」
私は「いいんじゃない、相手が嫌ならダメだけど。俺は友ちゃんと嫌いで別れたわけじゃないよ。今までも無理矢理したことなんてないでしょう?」

「そこまで堕ちたくないの」彼女は呟いた。

私と手を繋ぐことは彼女にとって堕ちることなのか‥。さすがに凹んだ。
それから私は喋れなくなってしまった。