makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 52

彼女はプレゼントしたピアスを着けてきてくれた。見えるように髪をあげてくれていた。
ちょっと照れくさかった。
喫茶店でも行こうと移動中
「どうしようかと思ったけどマコさんに会う方を選んじゃった」と彼女は言った。
「ふーん、一応会う方の気持ちが勝ってくれたんだ。もう二度と会えないのかもって思ってたから俺はラッキーやな」と返した。

だが少し様子はおかしい。
「どした?何かあったの?」

「えっ、わかるの?」

「そりゃわかるよ。子供みたいにわかりやすい(笑)   悩みなら聞くよ」

「でもまたか‥って言われるから‥。Nさんがね‥」

やっぱりか‥。2年以上も共存してたのに簡単に治るはずがない。私は数ヶ月彼女といただけなのにこんなにも苦しんでるんだから。

聞けば、昨夜Nさんから電話があって元の彼女とヨリを戻すからもう関わりを断ちたいと言われたこと、彼女から友ちゃんとはもう会わないで欲しいと言われたから連絡もしないで欲しいと言われたこと。何故付き合ってもないのにそんなこと言われるのか意味がわからなくてムカついたこと。
夜中までNさんと電話でケンカしたことなど沢山聞いた。
そうかやっぱり私と付き合ってた時もNさんと連絡を取ってたのか‥。
わかってはいたが気持ちが落ちた‥。
意味がわからないのは私の方だよ‥。
今日、私と会ったのはその寂しさを埋める為で、私に会いたいからではないんだね‥。

彼女は手と脚を震わせて怒っている。
喫茶店が何処にあるのか知らない私はとりあえずコンビニの駐車場に車を停めた。
彼女は「えー、こんな所?嫌だ!」

「だって俺の地元じゃないから喫茶店わからないんだよ」

「私だって車ないからお店なんて知らないよ!」とふてくされている。

突然、「海に行きたい」と言いだした。
今、海に行かないともっと機嫌が悪くなるだろうし移動中に話も出来る。ちょっと遠いけど海に向かった。