境界性と依存 510
2人で婦人科へ行った。
待合室でマキさんを待つ。
前回よりも混雑していて待合室は一杯だ。
私は席を譲り車で待機しながら仕事の電話を済ませた。
マキさんが清算を済ませて戻ってきた。
マキさん「まだ初期だけど順調だって。風邪薬も貰ったよ」
私「そうか、良かった。薬、ちゃんと飲んで早く治そうな」
マキさんは写真を見せてくれた。
わずか1センチちょっとの赤ちゃん。
感動した。
アンパンマンの写真ケースをもらい2枚の写真を収めた。
アパートに戻り話をした。
私「マキさん、俺おじさんでゴメンな。友達やら、両親に言いにくいな」
マキさん「ウチそんなこと気にしないもん」
私「周りは気にするよ‥」
マキさん「ウチ幸せだよ」
少し泣きそうな顔で答えるマキさん‥。
何を考えて何を感じているんだろう。
マキさん「マコちゃん、テレビ見て!桂 文枝やっとる(笑)年の差すごいよ。マコちゃんとウチなんてまだまだ僅差や」
私「すごいな(笑)」
話しながらマキさんは毛布を羽織った。いつも薄着のマキさんが。
私「マキさん熱あるんやろ?おかしいよ」
マキさん「ううん、大丈夫」
微熱だが熱がある。
薬を飲ませて布団に入らせて仕事に戻った。