境界性と依存 511
土曜日
「おはよー、熱下がったよー」
朝から元気なLINE
私「良かった。でも薬飲んでゆっくりしててね」
私は朝から隣県へ商品を届けに行ったりでバタバタしていた。
土砂降りの中、夕方になり会社へ戻る。
ふとLINEを見ると朝の最後のLINEが読まれていない
慌ててネットを開くとマキさんはお店に出ていた。
「やっぱり‥」
落ち込みながら仕事を終えてアパートに行った。
マキさんは夕食を作っている最中だった
私は言葉が浮かばずにビールを一人飲んでいた
マキさん「マコちゃんなんか元気ないね」
私「マキさん、俺の言うこと聞いてる?」
マキさん「‥。マコちゃん怒ってるん?」
私「怒るより、残念や‥。なんで熱あったのに、お店でるん?お店から何か言われるん?マキさんが身体壊してもお店は責任取ってくれないよ」
マキさん「うん‥。マコちゃんごめんなさい」
私「うん。怒ってないよ。心配なんよ。それくらいわかってくれるやろ」
マキさんは小さく頷いてくれた。
マキさんは何故か私の頭を撫でながら毛布を被った。
不思議に感じた私はマキさんの体温を計った。
37.5℃
マキさんに薬を飲ませて布団に入った。