境界性と依存 615
チャイムを鳴らすとすぐに鍵が開いた。
「マキさんどしたんや?」
玄関にはラフな格好のマキさんがいた
マキさん「何もないよ」
応えてすぐに布団にはいる
私「何があったんや?怒らないから正直に言って」
マキさん「何もない」
何度も同じやり取り。
マキさんは横になって涙を溢れさせた。
私「マキさんちゃんと向き合ってよ。泣いてる意味もわからない、何が起きてるのかもわからない。俺はどうしたらいいの?」
1時間ほど経った頃、マキさんはLINEを開いた。
何を見せられるのかドキドキする。
同級生で作ったグループLINE
「〇〇ちゃんおめでとう!」の文字とスタンプが並ぶ。
同級生の出産を祝うLINE。
私「どうしたん?」
マキさん「同級生が赤ちゃん産んだの‥。ウチ、いつまでこんなことしてるんだろうって思ったら全部嫌になって‥。何で赤ちゃん出来たんだろう。堕ろした方がいいのかなって‥。うう‥。うわー」
泣き崩れた。
私はショックだった。
やっぱりマキさんも悩んでいたのが。
しかし援助交際したりお店に出てしまう面も持ち合わせている‥