境界性と依存 483
23日
大寒波が来ているので久しぶりにまっすぐ家に帰ろうと思った。
上司はお通夜があり早々に会社を後にした。
マキさんからは「会いたいなー」とLINEが来ていた。
私は「マキさんせっかく一人暮らし始めたのに頻繁に俺が行ったら負担になるやろ」
マキさん「負担じゃないよ、一緒にいたいの」
ともくんとは来週いつ会うんだろう‥
私はアパートに行った。
マキさんが作ってくれた御飯を食べて一緒にテレビを見ながら次に行く温泉を調べた。
小さなソファーで一緒に横になるとあっという間にマキさんは寝息を立てた。
疲れてるんだな‥。
当たり前だよ。
毎日私と遅くまで過ごしてお店に出て、私と居ない時は‥何をしているのかわからない。
私「マキさん風邪ひくよ。俺帰るから布団入りなよ」
マキさん「あ、ゴメン。寝ちゃった。泊まればいいのに」
マキさんは子供のように手を伸ばして私にしがみつく。
私「今日は帰るよ。洗濯しないと着替えないんよ(笑)」
マキさん「そっか‥。ウチが明日しておこうか?」
私「マキさん明日お店出るんやろ。雪も凄いしまっすぐアパート帰ってて」
寂しそうなマキさんを残してアパートを後にした。