境界性と依存 389
マキさんは私にカミングアウトして楽になったのかお店のことを普通に話すようになった。
変わった客、NGにした客、お土産が迷惑だ、ネットの掲示板で嘘を書かれてること。
私「そうか‥。いろんな人いるんやな。マキさん、お客さんに連絡先教えたりしたら駄目やぞ」
何故「すぐ辞めろ」と言えないのか‥。
たぶん、友ちゃんの時に後悔したからだ。
友ちゃんが豹変してからは私の存在がお店の象徴のように言われ、私からの連絡はお店からの出勤要請以上にストレスだと言われた‥。
友ちゃんがお店を辞めなければ私はまだ「いい人」でいられたと思うからだ。
その恐怖心が強く言えない理由だと思う。
マキさんは年内で辞めると言っている。
信じよう‥。
自ら辞めて冷静になれば自然に今の熱は冷めて離れて行くだろう。
マキさんは「うん、連絡先を一方的に渡してくる人はいるけどウチのは教えないよ。気持ち悪いもん」