境界性と依存 387
慣れないワインを飲んだせいか家でビールを飲みなおしたせいか翌日は少し頭が痛かった。
志穂さんにお礼のLINEをした。
少し雪がチラついたので仕事は慌ただしかった‥。
ネットで調べるとマキさんは出勤している‥。日記でお客さんにお礼を書いている‥。
「なんでだろう‥」
凄く思う。
友ちゃんの時は店の外で初めて会った時にすぐ辞めてくれと言ったのに。
マキさんにも辞めるように言ったが、友ちゃんの時のように強くは言えなかった。
仕事を終えて家に帰ってきたなりにマキさんが来た。
「ちょうどいいタイミングやろ?(笑)」と言っているがたぶん近くで待っていたんだと思う。
私「大丈夫か?嫌な思いしなかったか?」頭を撫でて尋ねた。
マキさん「うん、大丈夫!ウチ無敵やし」
私「そうか、なら良かった」
なんとなく気持ちが堕ちていた。
しばらくすると志穂さんからLINEが届く
「こちらこそ楽しかったです。汚い(笑)お店期待してます」
マキさんは「昨日の人?なんて?」
私「昨日のお礼を送ってたから、その返事だよ。〇〇(焼肉屋)に行ってみたいんだって」
マキさん「行くん?マコさんのこと好きなんかな」
私「昨日ご馳走になったから次はご馳走してあげなきゃな(笑)高そうな店だったから。好きとかじゃないわ(笑)気楽に飲みたいんやろ、家柄が違うよ」
マキさん「そんなこと言ってマコさん狙ってるのかも」
私「あははは、ないない(笑)レベルが違うよ」
マキさんに届いたLINEを見せた。
私「な、のろけたやり取りなんてないやろ(笑)」
マキさんは少し安心したみたいだった。
私だってマキさん心配なんだよ‥。なぜお店に出るのか‥。