makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 24

翌日の行動開始は遅かった。
ホテルを出た時はもう昼食の時間だった。
すぐそばにうどん屋でのんびり食事をとりドライブした。
夕方になり私の地元の海岸に車を停めて夕陽を沈むまで見た。ここは私が落ち込んでいた頃に1人で泣いていた場所だ。
陽が沈むと一気に暗くなり肌寒くなった。車にあった薄手のパーカーを彼女に羽織らせる。
「マコさんの匂いがする」彼女は喜んだ。
「昨日沢山エッチしたからマコさんが溢れてきて大変(笑)」
彼女とシートを倒して抱き合った。
産まれて初めて車内でした。狭くて窮屈だが彼女は好き好きと連呼してくれる。

幸せな時間は終わった。
家まで送るというと電車で帰ると言う。
私は電車を見送る時が嫌いだった。
さっきまで愛し合っていたのに彼女は突然態度を変えた。
「私は大切にされてない」
私には意味がわからなかった。
電車を見送る時、手を振る私を虚ろな目で彼女は見ていた。
そう言えば怒り出す前に携帯を見ていたような‥
記憶は定かではない。あまりに突然だったので。