makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 23

7月。私の誕生日。
仕事を終えた私は電車で来てくれた彼女と駅で落ち合った。
高速を飛ばして隣県のホテルに行った。
そこは部屋のお風呂で温泉に入る事が出来る珍しいホテルだ。
確かに蛇口をひねると温泉らしきお湯が出る。
彼女は手作りのケーキを披露してくれた。
嬉しさで泣きそうになる。
Nさんのことなんてどうでもいい。こんなプレゼントを作ってくれる彼女が私を裏切るはずはない。
手紙には
マコさん産まれてきてくれてありがとう。マコさんのお母さん、マコさんを産んでくれてありがとう。何歳になっても誕生日をおめでとうって伝えられると思ったら幸せ。

と書かれていた。
幸せの絶頂だ
彼女が卒業して就職して落ち着いたら反対されるのはわかっているがご両親に会いに行こう。隠れて交際していたら彼女はずっとご両親に嘘をつくことになる。
今の不安定さも卒業出来たら自信が湧いてきっと自立出来るはず。

その夜は今まで以上に抱いた。彼女が気を失うほど。
抱いた後は必ず彼女は子供みたいになる。いつものあどけなさとは違う。赤ん坊のような幼さを見せる。水も飲ませてあげなきゃいけないほど。
普段の凛とした彼女ではなく甘えん坊になった彼女。
私はそんな彼女が愛おしくてたまらない。
翌日には急降下することなんて想像出来なかった。