境界性と依存699
いろんな出来事があり何から出せばいいのかわからない。
記憶と下書きの中から少しずつ書こうと思う。
現在、マキさんはピノ子の為にアパートを変えた。ピノ子はマキさんが自立出来るまで病院併設の施設にいる。定期的にマキさんは面会に行きながらマッサージの勉強をしてマッサージ店で働いている。私も何度か行ったが普通のマッサージ店だ。
ピノ子が産まれるまで私はマキさんとほぼ毎日会っていた。産まれる前夜もマキさんと寝ていた。仕事中にLINEがあり病院に入ったことを知った。母親がいるので私は病院に行かずに自宅で連絡を待った。
日付けが変わる前に「産まれたよ」とLINEが届いた。
かなりの時間がかかってクタクタな中で。
翌日、母親がいないことを知り病院に向かった。
マキさんとそっくりな命が息をしていた。
マキさんとの会話はあまり記憶にない。ピノ子に申し訳ない気持ちで一杯だったから。
母親のいない時間をめがけて病院に通った。母親とは謝ってもらってから会っていない。マキさんの携帯に届いていたLINEを見たから。
私はその頃会社を辞めることが決まり以前からお誘いを頂いていた会社へ転職する用意をしていた。母親が騒いだおかげもあるが良い区切りだと思った。
有給休暇を消化している間はピノ子の生活用品を買い出したり私の母を連れて小旅行に連れ出した。