境界性と依存 673
夜になり再びアパートに行った。
マキさんは何もなかったように振る舞っていた。
私は疲れ果てていた。少しビールを飲んだが睡魔に襲われた。
いつの間にか寝ていたがマキさんさんが起こしてくれた。
マキさん「マコちゃん、泊まるの?明日仕事でしょ?」
泊まろうと思ったが一人になりたかったので帰る事にした。
いざ家に帰ると眠れなくなった。
「疲れた‥」
この一言に尽きる。
一人にはなりたいがマキさんが心配にもなる。
マキさんは実家暮しの頃、母親との行動が少なかった。
「母親と買い物」と言いながらとも君と会っていた事を考えると実際はほとんど行動を共にしてなかった。
今はお店を辞めたのもあり日中母親とよく出かける。母親も妊娠した娘を心配し一緒にいる時間を増やすのは当たり前だ。
ピノ子が産まれれば母親の手助けは絶対必要なのだから。
マキさんは母親との関係が良くなることで安定するだろう。
私はどうだ‥?
私には何も残らないのでは?
ピノ子が産まれて、マキさんがお店に戻れば私は今まで何をしてきたのか‥