境界性と依存 684
28日
とても暑い日だった
マキさんは母親と買い物に行った。
夜にアパートに立ち寄る
私「お母さん大丈夫やったか?」
マキさん「ちょっとだけ言われた。お父さんに言ったように、認知もしてくれるし養育費だってくれるよ、って言ったら「慰謝料も貰わないと」って」
私「いかれてるな‥」
マキさん「お父さんが何も言わないから私が言ってるだけなんだって」
私「悪いけどお母さんとはわかりあえないよ。今度従兄弟もいるし、全部話して黙らせるわ」
マキさんは悲しげな顔をした。
仕事失ったらピノ子にもオカンにも何もしてやれなくなるんだと説得した。
私「絶対にマキさん守るから」
マキさんは黙っていた。
とても暑く汗でベタベタだった私はシャワーを浴びた。
着替えを用意してくれたマキさんは
「マコちゃん痩せたね‥」
私「そうか?夏バテかな(笑)」
体重計に乗ると52キロ。身長は175センチ。
私「あら⁈一月で4キロも減ったな‥。最近、身体が辛いわけだ」
マキさん「マコちゃんゴメンね、疲れてるね」
私「早く終わらせなきゃ、マキさんも俺ももたない‥」
マキさん「なんでこんな大事になっちゃったんやろ‥」
本当に‥。こんなキッカケで20年勤めてきた仕事を辞めることになるかもしれないなんて‥。