境界性と依存 608
アパートに着くとマキさんは「明日はお母さんと遊ぶよ」と報告してきた。
私から聞かないと予定を話すことなんてないのに珍しいなと思ったが、少しは反省してるのか?とも思った。
ビールを飲む私の隣ですぐに眠りに落ちたマキさんの枕元の携帯をみる。
目立った変化はない。
ふとアルバムを見ると私との写真が並んでいる。
最新の写真一枚、見慣れないコーヒーカップだけが写った写真。
こんな写真すら怖さを感じてしまう。
信じたいのに‥
「暇つぶし」
頭から離れないセリフだ‥