境界性と依存 601
バカな私はマキさんの寝顔を見て帰ってきた。
アパートに入るとマキさんは下着姿だった。
私「えっ⁈」
マキさん「お風呂あがったところ(笑)」
夏日だったので私も汗臭かった。
マキさんが作った漬物を食べながらビールを飲んでいるとマキさんが
「マコちゃんウチ、オッパイ大きくなったよね」
私「うん‥」
マキさん「お母さんに、あんたオッパイ大きくなったね。太ったし妊娠しとるんじゃない?って言われた(笑)」
私「そっか。なんて答えたん?」
マキさん「いやー、そうかなー(笑)って」
その時、マキさんがカバンから何かを取り出した。
「あら?弟のサイフ持ってきちゃった(笑)」
弟と一緒に買い物に行ってたらしい。
「マコちゃん飲んでて!バスの定期券入ってるからちょっと行ってくるね」
マキさんが部屋を出た時、携帯を忘れて行ったことに気づいた。
見る気にならない‥
しかしマキさんは慌てて戻り携帯をポッケに入れて再び出て行った。
私は1人で泣いた。
やっと泣けた。