境界性と依存 606
17日
約束通り昼からショッピングモールで落ち合い久しぶりにホテルに入った。
マキさん「マコちゃん久しぶりやね。ホテルなんて笑」
マキさんはリモコンで映画を調べたりルームサービスを選んでいる。
私「好きなもの食べなよ。ピノ子に食べさせるんや」
マキさんは「ん?」という表情をしたがオムライスらしき物を注文した。
ルームサービスが届き
「マコちゃん美味しいよ」
決して高級なものじゃない‥。
いつもそうだ
100円寿司に行ってもニコニコしながら食べてくれるマキさん。
こんなところが私を含めたオッサンのツボにハマるんだろう
急にこみ上げて、仕事中なのにビールを飲んだ
「マコちゃん大丈夫なん?」
私「マキさん、俺ね‥」
マキさん「マコちゃん笑。」
マキさんは私に近づき膝に腰掛けた。
私「マキさんどした?」
マキさん「マコちゃん大好き。ずっと一緒にいて」
私は自分が言おうとしていることを見透かされているような気がした。