境界性と依存559

4日

休日の私は母の病院に行った。

退院させなければ‥。

手術をしないなら在宅で‥。

今の病院はそんな感じなのだ。

確かにずっと入院していると費用もかなり負担になる。

請求書を見ると‥。

「財形を解約しなきゃな‥」

病院からマキさんのアパートに向かう車中で会社の総務に電話をかけた。

頑張らなきゃ！自分にハッパをかけた。

アパートではマキさんが遅めの朝食を作って待っててくれた。

「マコちゃん土曜日寂しかった？ゴメンね。その人にマコちゃんの事を話したら、俺なら絶対嫌だわって言われたの‥。でも本当にただの知り合いだから心配しないでね」

私「心配だったけど大丈夫や。俺はお店の客の方が怖い」

その人はLINEを見ても深い関係ではないとわかっている。

携帯からはナガタ様、しま様、ともくんは消えて過去のLINE会話やメールも消えている。

ただ「ししょう」という人物がアドレス帳に追加されていた。

ししょうはお店の客。

ネット日記に頻繁に現れていたからすぐわかった。

今のところ連絡を取り合った形跡はない。

マキさんがお店に出ている以上、こんな心配は絶えないだろうと思う。