境界性と依存 490
金曜日
13時からお母さんと買い物に行くというマキさんと待ち合わせてランチを食べた。
ショッピングモールで別れ、私は駐車場で待機した。もはやストーカーだ。
マキさんは帰るフリをして戻ってくるはず。
しかし14時になっても来なかった‥
もちろんともくんも。
違う場所で待ち合わせなんだな‥と思って帰ろうとした時にマキさんからLINEが届く。
「コストコ来たよ〜」
店内の写真。
それからもあまり間をおかずにLINEが来た。
本当にお母さんなんだ‥。
疑うことしかしなかった自分が酷く汚く思えた。
罪悪感を持ちながら仕事を終えた私はマキさんを迎えに行った。
居酒屋ではなく汚い焼肉屋に行った。
マキさんはニコニコしている。
「マコちゃん美味しいね!ウチ幸せや」
私「そうか(笑)そりゃ良かった。お母さんと買い物楽しかった?」
マキさん「うん、でも保湿剤しか買わなかった(笑)」
私は嬉しかった。
嘘じゃなかったことが。