境界性と依存 661
9日
私は43歳になった。
姪っ子や母から「おめでとう」のLINEが届いた。
もちろんマキさんからも
「マコちゃんおめでとう、ずっと一緒にいてね。大好き!」
友人からも何件か。
みんなゴメン‥。
全然喜びがない。
去年のこの日は友ちゃんがケーキを作って電車で来てくれた。
「嬉しかったな‥」
あの日に帰りたい。
まだマシだったな‥。応援したい一心だったから。
友ちゃんが隣県で離れていたせいもある。
出勤した私は喉に違和感があった。
風邪ひいたかな‥
昼過ぎに熱を計ると37,6度
疲れが出たのか‥。
少し関節が痛い。
「散々な誕生日やな‥」
マキさんからは「お母さんと買い物してるよ」
とLINEがきていた
正直、母親の発言だけ聞くと一緒にいてほしくはない
でもピノ子が産まれたら手を借りるしかないのだ。
仕事を終えアパートに行くと必ず聞いてしまう
「今日お母さん大丈夫やったか?」
マキさんは「うん大丈夫」
何を話したとか、言われたとかの報告はない。
想像するにマキさんは「良い子」を演じることに集中しているんだろう‥。