makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 291

月曜日、昼前にマキさんと待ち合わせて昼食をとる日。
私は休日だが夕方には病院に母を迎えに行かなきゃいけないとマキさんに伝えた。
嘘なんだけど‥。
際限なく話をしてしまうのが怖かったから。
マキさんは普段とは違う雰囲気で現れた。
「やっぱり似てるな‥」
髪さえ長ければマキさんは彼女とシルエットが似ていると思う。

マキさんは「焼き魚が食べたい」という。
今の時期なら‥子持ち鮎かな。
車内で彼女と鮎の解禁当初に食べに行った事を話した。
「じゃあ行こう!今の方が絶対美味しいよ。私はマコさんを支えるから。マコさんは私が凹んだら癒してよ」とマキさんはニコニコしながら言った。

思い切って鮎を食べに行くことにした。
隣県の店までの車内はマキさんの裏の顔の話を聞いた。
金持ちから愛人になれと言われたこと。何度か会ったけど束縛が酷いから結局はお店に戻ったこと。
今は気持ちが病んだから辞めたこと。
同年代では話がつまらないこと。

聞けば聞くほど彼女とカブるところがあり少し悲しくなったがマキさんは誰にも話せないことを私に話すことで気持ちが楽になると言った。

お店に着きコースを頼んだ。
鮎は彼女と来た時より大きい。子持ち鮎は初夏に食べた物より美味しかった。