境界性と依存 668
ことを終えた後
私「マキさん、先生からSEXは控えろって言われてるんやろ?」
マキさん「うん、でもしたかったから(笑)」
私「次の検診の時にも注意されたらどうするんだよ」
マキさん「えへへ、彼が我慢してくれなくて(笑)って言う。ウチ清純派やし(笑)」
私「結局俺が悪者かよ‥」
マキさん「えへへ、マコちゃんかわいそう」
悪者でもいい‥。マキさんが変わってくれるなら。
しかし無理だろう。私では変えられない。
結婚も考えたが慌てないほうがいいと思った。
もちろん金銭的な問題もある。
マキさんはいつか消えていくだろう。
携帯のチェックもバレているはず。今後は更に巧妙に隠すだろう。
そうしたら私には何が残るのか?
ピノ子‥。
君は絶対守るよ。
今はマキさんを不安定にさせてはいけない。
きっとお腹で苦しむから。
深夜に帰ることにした。
マキさんは泊まることを望んだが一人になりたくなった。
家には姉が届けてくれた煮物があった。
少しつまんでビールを飲みなおした。
眠るのはやめた。寝たら朝がすぐにきてしまう。
撮り溜めた釣りのビデオを流しながら朝を迎えた。
今日、母の退院を祝うはずの今日。私はマキさんとのことを話さなければならない‥。
明日、16日には再びマキさんの母親と従兄弟に報告をしなければならないから。
何を言っても理解されるはずのない尋問に耐えられるだろうか?