境界性と依存 666
13日
昼過ぎにアパートに行った。
マキさんはニコニコしながら甘えてくる。
私「マキさん、今度お母さん達と話し合いしても納得されるわけないから別れろって言われることを覚悟しておかんなんよ」
マキさん「それはイヤや!ウチはマコちゃんいないの想像できない」
私「何を言っても理解されないよ」
マキさん「箱入り娘だからね(笑)この前、お母さんに言われたの」
私「マキさんは家では優等生だからな」
マキさん「だから疲れるの(笑)」
私「本当のこと言えないから俺は完全に悪者だよ‥」
マキさん「マコちゃん大変や(笑)」
私「お母さんは養育費取って別れろって言ってるやろ?」
マキさん「うん」
私「マキさんはなんて答えたの?」
マキさん「知らないフリしてた」
マキさんは何もかも現実味がないんだと思った。
マキさん「さっさとこんな話終わればいいのに‥」
私「そんなわけにはいかないやろ?箱入り娘なんだから。自分の印象は変えたくないんやろ?」
マキさん「あはは、マキちゃんかわいい子で固めてるから何してたかなんて想像できないだろうね(笑)」
母親のヒステリーから逃げるために優等生で武装してきたのだろう。私にはわかる。私も幼い頃、オヤジのご機嫌を取れば母に暴力を振わないのでは?と思い良い子を演じていたことがある。
マキさんの闇に気づいていた私は一人暮らしに反対だった。しかしマキさんはいつの間にか一人暮らしを始めた。もちろん母親も反対だったらしい。
しかしマキさんが言うには一人暮らしを始めてから母親との会話が自然になったらしい。
おそらく母親は自分がストレスの元だったとは思っていない。なぜならマキさんは「良い子」なんだから‥。
マキさんの闇を話したら母親は耳を傾けてくれるだろうか?怒らずに闇の解消に協力してくれるだろうか?
憎い私の話をまともに聞いてくれるだろうか?
養育費をケチる為の作り話としか受け取らないのでは?
とにかく別れさせることに固執するだけなのでは‥。
どうしていいのかわからないまま16日には再び会わなければならない。
マキさんは離席させて従兄弟同席で母親に話せばいいのか?母親だけに話せばいいのか?
どうしていいのか‥