境界性と依存 640
5日
市内の祭りで仕事は暇だった。
開店休業だ。
早々に店を閉めてアパートに向かう。
毎日マキさんに会っていたので1日会えなかったのは不思議な感じがした。
アパートに入るとマキさんは甘えてしがみついてきた。
私「マキさん大丈夫やったか?」
マキさん「うん、寂しかったよ‥」
その時、私にLINEが届いた。
ほし「まだ続いてるか?」
私は慌てて通知オフにした。
マキさん「誰?」
私「後輩からや(笑)」
忘れてた‥。こんなストーカーがいたこと。
今後、マキさんやピノ子に何かされたらどうしよう‥。
不安になったが後回しにした。
マキさんは嬉しそうに夕食を出してくれた。
私「明日、オカンの病院あるから夕方早めに帰るけど火曜日代休取るからゆっくりしような」
マキさん「うん!嬉しいな」
私「マキさん、何か変わったことないよね?」
マキさん「うん、ないよ。マコちゃんまだ変なLINEくるん?」
私「ううん、ないよ大丈夫や」
マキさん「ならいいけど‥、ねえマコちゃん、ピノ子がシャックリするんだよ(笑)」
私「マジか?大丈夫なんか?」
ピノ子。君はどんな人生を過ごして行くんだろう‥。
私みたいな弱い男と不安定なマキさんの元に来てくれる天使。
どんなことをしてでも守らなければ。