境界性と依存 628
私は頭が真っ白になって家に帰った。
母は起きていた。
母「まあちゃん、私、左目が良く見えない‥」
私「は?突然か?」
母「前から気になってたんだけど極端に見えにくくなってきた」
私「白くボヤけるんか?」
母「うん白内障やと思うわ」
私「早く言ってよ‥。悪くなる前に治療したほうがいいに決まってるやろ」
母「言えないわいね‥次から次に‥自分でも嫌になる‥。自分がゴミみたいに見える」
私「またそんなこと言うんか‥。母さん、俺は母さんの為に頑張ってきたし、これからもそう!なのに本人がやる気無くしたら俺は無駄骨になるんやぞ?他に何かあるなら正直に言って!」
正直イライラした。
母の為に頑張って‥マキさんの為にも頑張らねば‥。
私は何をどうしたらいいんだ‥。
私「月曜日眼科に連れて行くから寝まっし。俺はビール飲んだら寝るよ。疲れて一人になりたいんよ」
母「あんたが倒れるんじゃないかと心配なんや‥」
と言い残して母は部屋に入って行った。
私は見ないテレビをつけてビールをダラダラ飲み続けた。