境界性と依存 629
29日
寝不足と朝方からの腹痛でモヤモヤしながら出勤した。
当然仕事は適当だった。
マキさん「マコちゃん、ウチはマコちゃん居ないと寂しいけど来てくれるまでちゃんと我慢出来るよ」
とLINEが届いた。
嬉しかった。
マキさんは弟と買い物や食事をして遊んでいる事をLINEで知らせてくれた。
こんな日々が続けばいいのに‥。
仕事を終えてアパートに入るとマキさんは風呂上がりだった。
私「居るんなら教えてよ‥駐車場で待ってたんよ」
マキさん「ゴメン(笑)チューするから許して」
夕食は私の好物の鍋だった。
食べ終わってから‥
布団で横になって
私「マキさん、ピノ子諦めよう」
マキさんは黙っている。
私「ゴメンな、いろいろと考えてんよ」
私はアパートを借りて母と一緒に暮らした場合や母を実家に置いて家を出た場合などの話をした。
「お金がもたないんだよ。マキさんはピノ子を産んでしばらく働けないんやから。そしたらまたお店に戻ってしまう恐怖もある」
マキさんは布団を被ってしまった。
マキさん「マコちゃんもう帰らんか。ウチは大丈夫やから」
私「放っておけないよ‥」
時間は午前2時半
私「マキさんとずっと一緒に居たいから言ってるんだよ」
布団を剥ぎ取り顔を見て言った。
マキさんは目を背けて動かない。
私はアパートを出た。
マキさんのことだ、もうLINEもブロックされ、アパートにも入れてもらえないかもしれない。
でも母を病院に連れて行かなければ‥。
結局は2人で暮らしても母の為に行かなければいけない時がある。
その時には同じことが起きるだろうと思った。