境界性と依存 508
雪による凍結の中で仕事は手こずった。
仕事後にアパートに行くと体温計。
私「マキさん熱あるんか?」
マキさん「ううん、ないよ。鼻水が少しね」
いつも薄着のマキさんが厚着をしている。
アパート内でもくっついてくるマキさんが布団に入り私と会話しようとする。
私「マキさん、辛いんやろ?温泉で湯冷めしたかな‥。一気に寒くなったしな」
マキさんはともくんに会いに行ったんだと思っていたが冷蔵庫のバレンタインチョコはまだあった。
私はホッとするのと自分が嫌になるのとで悲しくなった。
マキさんが眠るのを見届けてアパートを後にした。