境界性と依存 507
国民宿舎を出てからは買い物をしてのんびり過ごした。
アパートに帰ると
マキさん「マコちゃん今日は帰るの?」
私「そうやなぁ、マキさんも疲れたやろ。適当な時間になったら帰るよ」
マキさん「雪酷いから泊まっていきなよ。ここのほうが会社近いし(笑)」
結局泊まる事にした。
ちゃんと話し合いをしなければ‥。
だがいつもマキさんのあどけなさに圧されて言い出せない。
私は自分の子供なんて想像したことすらなかった。
現実味はまだないが正直少し感動している。
友ちゃんは「マコさんの子供産むの」と言っていた。
マキさんはそんなことは言わないが妊娠を知ってからも普通に接してくれている。
友ちゃん‥。
マキさんよりも沢山の言葉をくれた友ちゃん。
でもマキさんは友ちゃんよりも優しい言葉をくれるよ‥
嘘だって仕方ない。
どう見ても釣り合わない2人なんだから。