境界性と依存 496
4日
仕事を終えてマキさんのアパートに行く。
マキさんのカレーを食べていると膝枕をねだるマキさん。
私「マキさんどうした?何か嫌なことあったんか?」
マキさん「ううん、何もない」
みるみるうちに鼻が赤くなり涙がこぼれた。
私「マキさん、正直に言って」
マキさん「何もないよ。マコちゃんがいなくなったらどうしようかと思ってね‥」
ポロポロ泣くマキさんを撫でながら部屋の隅にある鏡の下に開封されていない妊娠検査薬を見つけた。
私「マキさん妊娠したんか?」
マキさん「わからん‥。少し遅れてるから一応買っただけ。そんなん関係なく、毎日マコちゃんといたら幸せすぎて急に不安になったん」
私「病院行こうよ。約束したのに行ってないやろ?俺は、苦しんでたときマキさんが助けてくれたから逃げたりしないよ。苦しいなら一緒に悩もう」
マキさん「うん、マコちゃんありがとう、えへへ。マコちゃんは損する人やね。ウチみたいな女に捕まって」
私「そんなに悪さしてるんか?なら、今からやめてな(笑)」
マキさん「マコちゃんだけだよ(笑)ねえ、マコちゃん今日は帰るの?」
私「帰るよ」
マキさん「そっか、今日はお願いだから一緒にいようよ」
私「いいの?じゃあ一緒にいよう」
まだ22時‥
布団を敷いて一緒に横になった。
疲れていた私はすぐに寝た。
5時に自然と目覚める
マキさん泣いたことが気になる。