境界性と依存 439
マキさんと汚い焼肉屋に行った。
私は常連なので秘密のメニューを出してくれた。
マキさんも「美味しい」と言って喜んでくれた。
私はかなり飲んだと思う。
ホテルに行き、マキさんがコンタクトを外している間に寝てしまった。
夜中の2時に目が覚めると隣でマキさんも寝ていた。
愛おしく想う私はおかしいのだろう。
友ちゃんの時とは全く違う愛おしさ。
「会いたい」と言ってくれる存在がありがたい。
そうなんだな‥
私は友ちゃんに必要だと言われて信じてしまい苦しんだ。その代り感動も貰った。
その感動が忘れられないんだ‥。
友ちゃんの時はNさんなどの男関係に混乱した。
でもそれすら受け入れてでも友ちゃんを支えたい、と依存した。
マキさんにはどうか?
受け入れるしかないじゃないか‥
全て失うと私は一人‥。
バカやな俺‥。
今だけのセリフで充分だよ。
いつ消えてもいいように強くなろう。
でも寂しいな‥。
消えることが決まっている付き合いは‥。
いくら話しても伝えきれない想いは。
誰か伝えてくれ。
友ちゃんにも、マキさんにも。
長い間、女性を避けてきた私みたいな人間もいるんだよ。