境界性と依存 434
マキさんは私が特別だ、居なくならないでという話をずっとしていた。
私はそれを聞くたびに頷きながら返事をした。
私は胃が痛くて、吐きそうになるのを我慢していた‥。
気が遠くなる。
「マキさんはお店に勤めてること隠してたやろ?ネットでは客が酷いこと書いてる。客と店以外でも会ったりしてるって。それで突然豹変してNGにされたって。普通はネットなんて信じないけど‥。どうなんや?」
マキさん「そんなことしてない」
じゃあともくんは?
これが聞けない‥。
ネットなんか信じたくないがマキさんも信じられないんだ。
核心部分が聞けないから私は堕ちる。
誰かを信じたいのに。
離れたいのに近づいてきては苦しめる。
近くに居たかったのに離れていった友ちゃん‥。
もうどうでもいい‥。
私「マキさんが一緒に居たいならいたらいいよ。でも俺には嘘はやめてよ。離れたくなったら正直に言ってくれよ。人が変わっていくのを見て壊されたくないんや」
マキさん「うん、わかった。でもウチは離れて行かんよ。マコさん好きやもん」
私は横になった。