境界性と依存 423
しばらく沈黙してから私はマキさんをベッドまで移動させた。
「マキさん。俺はね‥」
マキさん「うう、マコさん良い子にするしお店も辞めるから離れんで」
マキさんは幼稚園児みたいに‥。
それなのに私は携帯を見たことすら言わずに‥。
ズルイ奴だ‥。
「マキさん、俺みたいなオッさん相手に依存してたらこれからもずっとまともな恋愛出来ないよ。俺だけじゃないやろ?お店に出て、俺に会って、俺に会わない時は他の人のところに。毎日そんな生活してたら壊れるよ」
マキさん「マコさん‥。ウチ、以前は沢山男引っ張りまわしてたけど、今は全員切ったよ。めんどくさくなって‥。電話番号も消した。LINEのアカウント消した時あったでしょ?あの時。
だから今はLINEの友達ほとんどいないよ」
ともくんの名前は出なかった。
私も携帯を見たと言えなかった。