makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 374

夕食の買い出しに出かけて○○屋に着いたときマキさんが来るとLINEが届いた
慌ててメニューを変えた

ツマミだけにしてダラダラ飲もうと考えてたのでカツオのタタキにしようと思ってたのを水炊きにした。
私は大学時代、一人暮らしで貧乏だった。
だから必死に御飯を食べていた。
だから我流だが食事を作るのは苦にならない。
水炊きといっても何でもありのものだ。

鱈を沢山入れすぎてメチャクチャな水炊きになったころマキさんが来た。
「マコさん‥」

私「?どしたマキさん?」

マキさん「えへへ‥」

私「マキさん、正直に言わんか!おかしいぞ」

私はなんとなくわかっていた気がする。
マキさんが助けを求めてたのを。
マキさん「うわー鍋や!」
半泣きで笑うマキさんはいつもの顔とは別人で顔色がない感じ。
私は頭を包んで「大丈夫か?」

マキさん「マコさんの彼女は怒る人だったんでしょ?ウチは泣く‥      ううう」

私「泣くんか?(笑)俺は慣れてるから大丈夫や」

マキさんは赤ちゃんみたいになって泣いていた。
たぶんマキさんのことを知らない人が見たら、
異常者だと思うくらい。

ずっと頭を撫でて繋いだ手は汗でベタベタだった。
私「鍋食べるか?少し落ち着くかもよ」
マキさん「えへへ‥、食べる」

ビールで乾杯して食べた。
マキさんは目が腫れてパンパンになっている。
私は時々マキさんの頭を撫でながらビールを飲んだ。
「マキさん、明日はカニ行く日やぞ」

「うん、元気出てきたからたくさん食べる(笑)」

私「そうや、マキさんの笑ってる顔、一番かわいいんやぞ」

マキさん「ウチもマコさんの笑ってる時が好き(笑)ごめんなさい」

私「苦しいことあるならいつでも話してな、俺はマキさんに苦しい時に救われたから。マキさん苦しい時はお返しする」

マキさん「うん!もう大丈夫」

大丈夫じゃないのは明らかなのに‥。
でも私は泣いた理由を聞かなかった。というより聞くのが怖かった。