makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 288

マキさんはお金に困ったというよりも仕事の人間関係に疲れお金を貯めて散財したいという理由で始めたが、お金さえあればなんでも出来ると思っている客ばかりで嫌になった。
個人的に契約したがる金持ちもいたが続かなかった。
今では睡眠薬を飲まないと眠れないなど‥。

私は本当に彼女と似ていると思った。

金の為に始めた仕事なのに金をチラつかせる客に対して嫌悪感を持つところが。

マキさんが私に興味を持ったのは父親が家に帰って来ない人だからだろうというのも分かった。
「マキさんが俺に好意を持ってくれたのはたぶんお父さんを求めているからだと思うよ。だからそれは感違いしない方がいい。ダブルスコアだよ(笑)俺も一応男だから嬉しいけど、彼女で懲りた。求めてるものが違うのに一緒にいたら必ず破綻してお互いに苦しむから」

マキさんは「そうなんかな?私はHさんから会社での誠さんの人間性を聞いたり実際見たりして好きだって思ったんだけど。でも確かに今までの男は年上ばかり(笑)」

「そうやろ?だから寂しい時はまたみんなで飲めばいいやろ。自分を安売りしたら一人になった時に思い出して気持ちが堕ちる‥。悪循環なんだよ」

まるで友ちゃんと付き合いだした頃に話したセリフ‥。泣きたくなる。
気づくともう朝が近い。
「今から寝たら起きられないな‥。風呂入って目を覚ますからマキさんは部屋に戻りなよ」

マキさんは休みだからいいが私は仕事‥。
辛いなぁと思いながらゆっくり風呂に入った。