makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 287

マキさんは彼女の気持ちも少し分かるという。
気になる人にとことん擦り寄る時の気持ち。その時は真剣なんだということ。
「なんやそれ⁈それじゃマキさんが俺に好きだって言うのも今、真剣なだけってことじゃないか?」
マキさんは「そんな未来の気持ちなんて誰だって分からないよ。でも私は彼女さんみたいに人に暴言や自分の過去を人のせいにしないですよ」

違和感が湧いた。
「彼女さんすごく綺麗でしたから」

「マキさん俺と彼女をどれだけ近くで見たの?会ったことあるみたいないい方やな」

「うへへ、誠さんは軽蔑したり言いふらしたりしないと思うから言いますね」

「うん」

「私◯◯◯で働いてたの。どうしてもお金いる事情あって。でも精神病んで辞めた」

‥。
マキさんは彼女と働いてた時期が重なっていた。
話したことはないがマキさんが辞める時、大手の店に引き抜かれたと店長に疑われたこと、最近客とデキたらしく出勤しなくなった子がいることを聞いたという。
それと知り合いに会わないように電話番号を登録した時に私やYや先輩がヒットしていたこと。事務所で見かけた子と私と駅で会っていた子が間違いなく同じだと思ったこと。
最初は私が彼女と個人契約してると思っていたこと。
この前に一緒に飲んだ時に付き合ってたと確信したこと。
私は「そうか‥」しか言えなかった。