makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 643

10日

仕事中に姪っ子から電話があった。

「ばあちゃんが倒れてる!」

私「救急車呼んだんか?」

姪「うわー、ばあちゃん!」

私は電話を切り119番した。

慌てて病院に向かう。

私が病院に着いた時、母の意識はなかった。

私は何故か冷静だった

「母さん、逝くんか?」

 

作り話ではなく母の目から涙がこぼれた。

私「まだ早いやろ?母さん、まだサヨナラの話してないやろ」

 

母は安定剤を大量に飲んでいた。

数日前、「頭が痛い」と言う母を気遣い姪が親父に「じいちゃん、ばあちゃん病院連れて行って」と頼んだ。

親父は「タクシー呼べばいい。〇〇ちゃん、帰って勉強しなさい」

母は全て嫌になったんだと思う。

 

やはり私は母が捨てられない

あまりに寂しい人生じゃないか‥。

「母さん、まだダメやぞ‥」

それからはあまり記憶がない。

 

母が意識を戻した時、私は一旦家に帰っていた。

病院に戻ろうとしたとき

親父が帰ってきた。

 愕然とした。

魚釣りに行って帰って来たのだ‥。

私「お前な!母さんが倒れた時に病院にも連れて行かずに釣りか?どんな神経しとるんや!」

 

父「ワシが病院に行っても医者じゃないんだから意味ないやろ(笑)」

殺意が湧いた。

私「お前さえしっかりしとれば俺はこんなに苦しまないんやぞ」

 

父「ワシらに構わずお前は出て行けばいい。母さんは放っておけ」

 

いくらもう何年も家庭内で別居していたとしても倒れた母を尻目に釣りに行けるものだろうか?私は親父が心底嫌いだ‥。

 

母が居なかったら絶対に同じ家にはいないだろう。