makosanmnのブログ

進行中だけど実際の体験です

境界性と依存 554

なんとなく毎日が過ぎていき、もう月末‥。

30日夜、マキさんはお母さんが残業のため弟に夕食を作りに実家へ行くという。
私も年度末で忙しく、帰りが遅くなった。
アパートへは行かず母の病院へ向かった。
母は寝ていたが、痛むのか「うーん、うーん」とうなされていた。
背中をさすっていると枕元には私が渡したお守りと写真があった。
母と姉と私で写った写真。

毎日手に取って見ているのか‥。写真は萎れている。
「母さん、寂しいな‥」

涙が止まらなくなる。

「まぁちゃん、来たんか」
目覚めた母が私の涙に気づき、
「まぁちゃん、もういいやろ?ありがとう。あんたがどれだけ頑張ってくれたかわかっとるよ」

私「あー?何言ってるん?母さん、俺の言うこと聞いてよ。手術しようよ。これから痛みも出て来たら毎日辛いやろ?手術したら家に帰れるんやぞ」

母「手術しなくても帰れるよ。お金もかかるし。あんた今まで私にいくら使った?あんたの会社はそんなに給料いいんか?そろそろ自分の老後に備えてお金貯めなさい。私に使っても無駄金やがいね」

私「無駄金なんかじゃないやろ」

母「いいから。姉ちゃんもあんたも自分のこと考えなさい」

私「考えとるよ(笑)大丈夫やって」

母「あんたがもう一回所帯持ってくれてたら安心なんやけど。前に言ってた人はダメやったんやろ‥。40過ぎたらなかなか難しいやろな」

私「そう思うなら余計に頑張ってくれなきゃ」

母「どう頑張るんや?長生きしてもあんたらに負担になるんやよ‥。負担になるためにどうして頑張る意味あるんや?」

看護師さんが入室してきて「すみません、もう時間ですよ」と言われ、話は途中で終わった。