境界性と依存 644
毎日が「普通」に過ぎていった。
たまに「ほし」からLINEがくるくらいか‥。
仕事中に母の病院に様子を見に行く。
母はなぜ薬を沢山飲んだか話さないし、私も尋ねない。
何度か「一緒に家を出て暮らそう」と言いかけたがマキさんとピノ子と一緒に暮らすのは無理だと思い言わなかった。
マキさんにも「お母さんにそろそろピノ子のこと言わないといけないよ」と話したが
「ウチから言っておくね」と言われただけだった。
私は正直、何から考えたらいいのかわからなくなっている。
そんなとき。アパートで朝食を終えた時にマキさんが何か薬を飲んだ。
私「何それ?」
マキさん「ミノマイシン。ニキビが出てきたから(笑)あと、葉酸」
葉酸はピノ子の成長の為なのは聞いていたが‥
マキさん「うん、皮膚科で貰ったから」
私「婦人科に聞いたんか?って言ってるの!」
私はネットで調べた。マキさんも調べている。
決して良いことはないらしい‥
私「マキさん、勝手に自己判断で薬飲んだらダメやぞ」
マキさん「うん‥。気をつける‥」
泣き出したマキさんをなだめる。
アパートではマキさん、家では母。
疲れたな‥。一人になりたくなる時がある。