境界性と依存 678
25日私は日帰りで大阪に向かった。
帰ったのは深夜。
マキさんはいつも通りLINEをくれていた。
茶の間で寝落ちして目覚めた2時頃、布団に入ってLINEを確認する。
「マキさんが退出しました」
何かあったんだ‥。
しかしマキさんが実家にいたとしたら電話しても出ないだろう。
ウトウトしながら何度も携帯を見たが連絡はないまま朝を迎えた。
電話してみるとマキさんは小さな声で電話に出た。
私「マキさんどうしたんや?いきなりLINE消えてるけど」
マキさん「何もない‥。消したかったから」
何度聞いても何を聞いても同じ返事。
さすがに我慢出来なくなった
私「マキさんもう疲れたんやろ?俺も疲れた‥。一緒に死のうか」
マキさんは黙っていた。
私「マキさんはまだ若いからまだ誰かに助けを求めたら誰かが助けてくれるよ。じゃあねバイバイ」
電話を切った。
仕事に向かう途中、マキさんは新しいLINEのIDをショートメールで送ってきた。
友達追加すると
「登録ありがとう」とLINEが来た。
マキさん「マコちゃんは助けてくれないの?」
私「何も言わずにLINE消したりするのにどうやって助けるんだよ」
マキさん「お母さんからピノ子施設に入れるか養子縁組で手放せって言われたし、友達からの話でマコちゃんはピノ子認知しないって言ってるって言われたから‥」
あんまりだと思った。
私「認知しないくらいなら妊娠わかった時にとっくに逃げてるやろ?養子縁組に出すくらいなら俺が育てるからマキさんは実家に帰らんか」
マキさん「マコちゃん会いたいな‥大好きねんよ。仕事済んだら来て」
私「話もしたいしアパートに着替えもあるから行くよ。よーく考えて」
怒りと死にたい気分が混ざる中で仕事を終えてアパートに向かうと
マキさん「マコちゃん、お母さんが一緒にアパート来るから来ないで」
私「なんで?」
マキさん「ウチを閉じ込めたいみたい。着替えを持って実家に戻らんなん」
私「行くよ、お母さんに言いたい事ある」